ミンダナオ国際大学ワークショップ2023

フィリピンはダバオにあるミンダナオ国際大学、略してMKD。
日本舞踊扇寿流2代目家元はこちらの客員教授を務めております。
今年はご縁をいただき、講師としてお伺いしてまいりました!

2023年11月21日〜2023年11月25日まで。
前後の移動を含めると1週間の旅。
1日遅れで妹弟子である美之喜さんも駆けつけて下さって心強かった。

扇子なくとも踊れるように、ワークショップの題材は【祇園小唄】の「春」と「冬」にいたしました。

祇園小唄ワークシート

日本にいる間にワークシートを作成。
自画自賛ですが、よくできていると思います笑

日本舞踊の教え方って基本的に師匠についてひたすら真似ることが多いかと思います。生徒さんにも寄りますがイメージがつくと急に踊れる人もいますよね。私は振り付けの意味や情景がないと難しかったのでワークシート準備する派。印刷して持参したのですが、のちにPDFデータでよかったじゃん、と思いましたが・・。

英訳をつけたかったのですが、難しく・・・。
行間まで英訳すると物語になってしまうし。

海外だからなのか、踊りの飲み込みがめちゃくちゃ早い。これには大変助けられました。身体の使いかたもお上手。上手すぎて洋風になるのを止めに入るほうが多かったかも(驚くほど身体ねじれる。びっくり笑)

祇園小唄の「冬」で個人的に苦戦。
暖かい国のため冬のイメージが難しいのかもしれない。
「丸窓」「しとしと」とか、どう教えたらいいの( ´Д`)

はっ!文明の力!(スマホ)

スマホで画像や動画を見せたりしながら補足説明。

MKD2023ワークショップ風景
MKD2023ワークショップ本番

本番風景。

この後、感動して一人号泣していたのは私です笑

終了後、生徒さんに
「You’re my Good Teacher :)」
と言われ、またも号泣。

例年は家元がワークショップ講師として訪れているし、それも気持ち的には胃が痛かったです。現地の先生方からの信頼をひしひしと感じていたので。
このワークショップを終えて感じたのは、授業が楽しいことはもちろんなのですが、日本の情景に触れられる構成にできてよかったということと、本番に間にあったことはよかった!(そりゃ細かいことをいうと切りがない)そして、おそらく私は、自分が踊るよりも教えるほうが好きだということ。

素敵な機会をありがとうございました。また会えますように!

MKDワークショップフライヤー

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